鎮魂歌

～BLEACH 272より～

 

鎮　魂　歌
 

 無

あなたの魂はいずれ月へと還るでしょう

虚無のあなたには　絶望も悲しみもない

ただ、そこに在るものは　無

光

光なる存在は　あなたを照らすでしょう

光に焦がれた獣は　その虚を掴むでしょう

光を求め

光を欲する

暗黒が支配するその空に　一つの光が重なる時

 

あなたの

生まれゆく心に

刻みなさい

そのからだは　いずれ朽ちるでしょう

ただの容れ物に　すぎないのだから

刻みなさい

一つの光より　生まれ堕ちる　そのこころに

あなたのこころに　刻みなさい

 

たとえ　この眼が堕ちようとも

たとえ　この両の手が堕ちようとも

たとえ　この心の臓が堕ちようとも

堕ちゆく瞬間まで　

あなたの存在を焼き付けて　

私が消えゆく瞬間も　

あなたという光に照らされているでしょう

そのこころは永遠に

あなたで満ちたりているでしょう

 

ブリーチ＃272を見て、自然に生まれた詩を載せました。

ここまで声を殺して泣いたのは一生に何回あったかです。

最期部分だけ何回観て泣いたかわかりません。

悲しい、という感情はもちろんあるけれど

ウルキオラという存在を知る事ができたことを

私は幸せに思います。

そして、彼が織姫という存在に出会えたことを。

感動を　ありがとうございます。

久保先生、アニメスタッフの方々、声優の方々

本当に　ありがとうございました。